トップセブン‐イレブンのサステナビリティ食品ロス・食品リサイクル対策
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トップセブン‐イレブンのサステナビリティ食品ロス・食品リサイクル対策

食品ロス・食品リサイクル対策

食品廃棄物の発生を抑制

長鮮度商品の開発

素材や製造工程、温度管理を見直すことで、味や品質を落とさずに従来よりも長い消費期限を可能にしたチルド弁当を開発しました。

パン類や、サラダ、お惣菜についても、長鮮度の商品を開発することで食品廃棄の減少に努めています。

イメージ チルド弁当の一例

3分の1ルールの見直し

小売店などが設定するメーカーからの納品期限や店頭での販売期限は、製造日から賞味期限までの期間を概ね3等分して設定されるのが一般的です。この商慣習は「3分の1ルール」と呼ばれており、食品廃棄が発生する一つの要因とも考えられています。

そこで、セブン‐イレブン・ジャパンは農林水産省、経済産業省、メーカー・卸・流通業界が連携して進めていた「納品期限見直し」プロジェクトの実証事業に参加、「3分の1ルール」の見直しが食品ロス削減にもつながることから、その後、セブン‐イレブン・ジャパンでは2014年11月から全店における飲料全品、菓子の一部について納品期限を3分の1から2分の1に変更しました。

納品期限の見直し実施例

  • 納品期間

    販売期間

    お客様購入後

    変更前

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    賞味期限

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    変更後

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    賞味期限

  • 賞味期限180日商品の場合

      納品期間 販売期間 お客様購入後
    変更前 60日 60日 60日
    変更後 90日 60日 30日

    店頭での販売期限は変更なし

てまえどり

  • 2021年6月より消費者庁、農林水産省、環境省と日本フランチャイズチェーン協会が連携し、購入してすぐに食べる場合には手前の販売期限が迫った商品を選ぶ「てまえどり」を呼びかける取り組みをスタートしました。セブン‐イレブン・ジャパンでも各地域の自治体と協力し、オリジナルのてまえどりPOPを店舗にて設置し、食品ロス削減を推進しています。

    食品ロスとはまだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。日本では年間約522万トン発生、そのうちコンビニやスーパーなどの食品小売業分は60万トンと言われています(令和2年度 農林水産省、環境省、消費者庁)。手前の商品が売れ残り廃棄されることが食品ロスの原因の一つとされています。

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「サプライチェーン イノベーション大賞2020」の優秀賞・特別賞を受賞

セブン‐イレブン・ジャパンは、経済産業省の「サプライチェーン イノベーション大賞 2020」において、優秀賞と特別賞を受賞いたしました。

オリジナルデイリー品の製造工場での衛生管理レベル向上による消費期限の延長や、仕組の見直しによる配送センターにおける在庫処分費用の削減、販売期限の近づいた商品にnanacoポイントを付与する「エシカルプロジェクト」による食品ロス削減の取り組みが評価されました。

今後も、サプライチェーン全体における食品ロス削減や生産性向上に向けて、その中心を担う責任を持ち、持続可能な社会の実現を目指してまいります。

※「サプライチェーン イノベーション大賞」とは、サプライチェーン全体の最適化に向け、製造・配送・販売の各層の協力の下、優れた取り組みを行っている企業に対する表彰制度です

サプライチェーン イノベーション大賞

サプライチェーン イノベーション大賞

エシカルプロジェクト

食品ロスを削減する「エシカルプロジェクト」を全国で展開

まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」。SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」では、小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を2030年までに半減させることをめざしています。 セブン‐イレブン・ジャパンでは、販売期限が近づいたおにぎりやパンなどの対象商品を、電子マネーnanacoで購入したお客様に、税抜販売価格の5%分のボーナスポイントを付与し、すぐ食べるなら手前から商品をお取り頂く事で、お客様と一緒に世界的な食品ロスの課題を一緒に考えたいという思いを込めた「エシカルプロジェクト」を2020年5月から全国で展開。お客様と一緒に食品ロス削減を目指す取り組みです。

セブン&アイグループの環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』では、2030年までに食品ロス半減、2050年までに75%削減という目標を掲げています。

販売期限が近づいた対象商品に貼付しているエシカルシール。「環境配慮」と「おトク」の目印です。

エシカルシール エシカルシール
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リユース・リサイクルの促進

食品リサイクルを推進

セブン‐イレブン・ジャパンでは、廃棄物の適正処理・リサイクルを推進する仕組みとして「エコ物流※」を1994年から加盟店へ推奨しています。この仕組みの中で、一部地区にて販売期限切れ商品の飼料・堆肥などへの食品リサイクルに取り組んでいます。また、フライヤー商品をご提供する際に使用したフライヤー油は飼料や工業用インクなどに100%リサイクルを実施しています。販売期限を過ぎた商品やフライヤー油のリサイクルなどで2021年度の食品リサイクル率は50.3%となっています。

今後もこの仕組みを活用して、店舗から出る食品廃棄物の循環利用の拡大を目指し、加盟店やお取引先様のご理解とご協力をいただきながら 、リサイクルを推進していきます。

※エコ物流とは
セブン‐イレブン・ジャパン独自の廃棄物回収システム。地域ごとに加盟店に推奨した廃棄物処理業者が、セブン‐イレブン各店舗から排出する廃棄物を一括して収集し、適切な処理とリサイクルを効率的に行っています。一部地域ではリサイクル以外の適正処理をしています。また、一部推奨できていない地域もあります。

食品リサイクルの流れ

セブン-イレブンの店舗で出た廃棄物を一括して収集し、
適切な処理とリサイクルを効率的に行っています。

  • セブン-イレブン店舗
  • 店舗から出た廃棄物
  • 工場で飼料・堆肥化
  • リサイクル