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「なるほど」食の知識

遺伝子組換え食品の表示

遺伝子組換え食品とは、収穫量を増やす、病気や害虫に強くするなどの目的で、他の生物が持つ有用な性質の遺伝子を取り出し、その性質を持たせたい植物などに組み込む技術を利用して作られた食品です。遺伝子組換え作物とその加工食品については、食品表示基準に基づき表示ルールが定められています。

食品として安全性が確認されている遺伝子組換え作物

  • 流通がみとめられている作物

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  • 日本における遺伝子組換え作物は、科学的評価を行い、健康や環境に対して問題のないもののみが栽培・流通できる仕組みとなっています。

    2023年2月現在、9種類の作物の流通が認められており、これ以外の小麦や米、バナナなどの遺伝子組換え作物は流通していません。

    • 現在のところ、日本国内では食用目的の遺伝子組換え作物の商業栽培は行われていません。

義務表示

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  • 遺伝子組換え作物を使用している場合と、使用している可能性がある場合には、商品への表示が義務付けられています。

対象食品

  • 大豆加工品の場合

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  • 表示の対象となるのは、9種類の作物とそれらを原材料とした33食品群です。

    加工食品の場合は、主な原材料が対象となります。

    • 原材料の上位3位以内で、かつ、全重量の5%以上を占めるもの。

    9種類の作物及びそれを原材料とした33加工食品群

任意表示

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  • 遺伝子組換え作物を使用していない場合は任意表示となるため、表示を行っていないことがあります。

「遺伝子組換え表示制度」の改正

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  • 大豆やとうもろこしは、遺伝子組換え作物が混ざらないようきちんと管理していても、収穫や輸送中に意図せずに混ざってしまう可能性があるため、混入する割合が5%で以下であれば「遺伝子組換えでない」と表示することができました。2023年4月からの遺伝子組換え表示制度改正では、遺伝子組換え作物の混入がいっさいないと証明できた場合にのみ「遺伝子組換えでない」と表示されます。

    • 公定法の分析で不検出と確認されること。
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  • なお、分別生産流通管理を行い、意図しない混入が5%以下の場合は、分別して生産管理していることがわかる表示をすることができます。

    分別生産流通管理とは?

セブン‐イレブンの取り組み

セブン‐イレブンでは、日本国内で食品として安全性が確認されている遺伝子組換え作物9種類およびこれらの作物を主な原材料としている加工食品の生産・流通の履歴を確認し、食品表示基準で定められたルールに基づき原材料名を表示しています。

遺伝子組換え作物を使用していない場合は任意表示となるため、「遺伝子組換えでない」の表示を行っていないことがございます。

  • 写真やイラストはイメージです。